Chao Xìn
今日もちょっと太ってるKhoaiTâyです・ω・

初めてベトナムに来たのは2013年11月19日でした。
あ、今日で丸４年じゃん！早い！！
気づくと１年あっという間に終わって、もうそれを４回繰り返しました。

４年前はベトナムのことも、ベトナム人のことも何もわからずに来ました。
あれ？フォーってベトナム料理だっけ？ってそんなレベルです。
ベトナム人って怖いのかな？ちゃんとコミュニケーション取れるのかな？英語できないし、100%人見知りだし。。みたいな、来る前の気持ちはそんな感じでした。

始めは３ヶ月の出張でベトナムエンジニアの技術サポートが仕事でした。結局、３ヶ月では短く、延長して６ヶ月いました。
6ヶ月たって、ビザの関係で一時帰国しましたが、ベトナムスタッフへの愛着とベトナムで仕事がしたいという気持ちが強くて会社に、もう一度ベトナム行きたいと自分から言いました。そして、その6ヶ月後、ベトナム法人の代表を引き継ぎ、今に至ります。
経営やマネージメントのことなんて何もわかりませんでしたが、スタッフが好きで一緒に頑張っていきたいという、その思いと、やる気だけで手を上げました。代表になったものの何もわからず、どうしようかと思いましたが、周りのいろいろな方々に助けていただいたり、スタッフが頑張ってくれたりでなんとか前進することができました。日本にいたら、いろいろな会社の方々と出会う機会はなかったと思いますが、たくさんの方と出会って友達のように仲良くしていただいて、感謝しています。僕の周りのハノイの駐在の方々は仲間意識が強く、みなさん良い人です。なにより、こういった、他の人には経験できない環境とチャンスを与えていただいた会社には感謝しても感謝しきれません。

ベトナムのスタッフの印象は僕がイメージしてたよりまじめで働き者。(※決して上から見てるわけではないです)そして、純粋で意欲が高く勉強熱心。でも、良い悪いの判断ができない（知識としてない）のでそこをサポートして教えていき経験を積めば伸びると思いました。始めは仕事のクオリティに関しては低かったです。でも、今ではスタッフの成長を感じています。ま、それでもミスはありますよ。根気強く教えていってます。

教えるのって大変。。やはり言語の壁があって、こちらの伝えたいことを理解してもらうこと、質問された事に答えることに一苦労でした。ベトナム人は英語はそれなりにできると思ってます。全体的に見て、読み書きは日本人よりできるんじゃないかなと。ただ発音はベトナムなまりで聞き取りづらいです。ウーラール（URL）ハテマーラー（HTML）って何語だよ。呪文かよ。ってｗアルファベット単体での発音が違うんです（フランスの影響）ま、大して英語できないやつ（僕）が何言ってんだって話ですがｗこれは知らないとわからないよｗ

日本語 <-> ベトナム語でのコミュニケーションの方がコミュニケーションミスが少ないんじゃないかと（※うちの会社の場合）そんな状況なので会社にはコミュニケータースタッフがいて通訳・翻訳してくれます。なので、まずそのコミュニケーターにわかりやすく、うまく伝えることが大事です。そのためにコミュニケーターとはたくさんコミュニケーションを取ってたくさん話しました。ゆっくりとわかりやすい言葉を選んで話すのがポイントです。だんだん僕の話し方やスピードをわかってきて普通に話しても意思疎通取れるようになりました。ただ、今もコミュニケーターとは同じ意識で話すようにしてます。

ベトナムが家族第一の文化であるので、会社を第二の家族的な場所にしたいと思ってやってきました。

そういった環境を作るにはまず僕がコミュニケーターだけではなくスタッフみんなから信用を得ないといけないなと。もっというとスタッフの家族からも。そのために僕ができることは全力でやってきました。

・同じ体験をシェアする
・1:1のコミュニケーションを取る
・同じ目線でスタッフと仕事をする

一緒に働き、一緒に遊び、一緒にお酒を飲みベロベロになります。会社の飲み会やイベント以外でも、プライベートで誘われたら、予定がないときは一緒に飲んだり遊んだりします。スタッフと旅行にいくこともあります。

スタッフが少人数（現在１８人）のため１人１人コミュニケーションが取れるので、時間があればなるべく話をするようにしてます。ベトナム語を覚えたらベトナム語で話しかけたり。スタッフは日本語を勉強してるので、僕がベトナム語で質問してスタッフが日本語で返す。また逆も。これが、なかなか面白いです。やはりベトナム語を話すと嬉しいらしく僕のモチベーションが上がります。逆もそうですよね。スタッフが日本語出来るようになると嬉しい。先輩スタッフが新人スタッフに日本語で”おはようございます” “お疲れ様です。お先に失礼します。” を教えてる姿はなんとも言えず良い光景です。スタッフ同士、ジュースを渡して日本語で「ほんの気持ちです」と言ってたのは、おもしろすぎてヤバかったですｗ

あるテト（旧正月休み）の後に連鎖的に退職が続いたことがありました。スタッフの入れ替わりで新しい風が吹くことももあるので、100%悪いとは思いませんが、僕は大好きなスタッフとはずっと一緒に仕事したいと思っています。そのときにスタッフの家族も含めたコミニュケーションも必要だと思いました。その次のテト前にはベトナム語でひとりひとりへの思いを書いた手書きの手紙を渡して家族にも読んでもらいました（どこまで伝わったかはわかりませんが）スタッフは感動してくれて僕も嬉しくなりました。リーダースタッフの家庭に訪問したり、スタッフに子供が産まれたら必ず会いに行って家族にも挨拶をします。

それでも、退職はあります。ステップアップしたい、他の会社も見て自分の実力を確かめたい、ポジティブな退職は良いと思います。
そういったスタッフは会社が好きだけど。。って必ず言ってくれます。最後の日に泣くスタッフもいます。そして、僕も泣きますwそう言ってくれたり感情を出して伝えてくれるのはすごく嬉しいです。辞めて欲しくないので何時間も話しますが、最終的には応援する気持ちで送り出します。帰ってきたいってスタッフも多く実際に何人かは出戻って頑張ってます。
良くない辞め方したスタッフもいるので、誰でもではなく人は見ますw

立場上、上下関係はありますが、管理というかサポートするという意識で同じ目線で一緒に仕事をやってます（実際管理はするのですが）また、スタッフも僕をサポートしてくれたり。

僕は感動しがちですが、スタッフたちが初めての給料でご飯をごちそうしてくれたときはホント感動しました。恩返しの気持ちを持っていて、あれが家族的な会社になる第１歩だったのかなと今になって思います。そして、激しくなっていく飲み会ｗ

彼らから刺激を受けるし見習う事もあります。仕事の姿勢や職場での雰囲気などで、多々感じました。

僕が信用されれば、仕事を一生懸命やってくれるし、僕がスタッフを信頼してお互い助け合って良い仕事ができるんじゃないかなと思ってます。強みはチーム力です。

なにより人が良くて、すぐ仲良くなることができて、人見知りも100%から50%とかになったんじゃないかなｗ僕はベトナム人が好きになりました。ま、全体的に見ると悪いところもあります。でも、少なくとも僕の周りのスタッフや友達は良い人ばかりです。僕がベトナム人の楽観的でよく笑うとこが好きです。笑顔を見ると自分も笑顔になります。あと、すごく助けてくれます。ベトナムのことをいろいろ教えてくれるし、体調を崩して寝込むと、おかゆを買ってきてくれたり。来る前のベトナム人に対するイメージとは180度真逆ですね。

ベトナムでのオフショア開発というと賃金が安い、という事が真っ先にメリットとして考えられますが、決してそれだけじゃない魅力的な場所だなと感じてます。

４年って中途半端じゃんｗって感じなんですが、大好きなXofa cafeで、この４年を振り返ってました。
会社、スタッフ、仲良くしていただいてる駐在の方々、ベトナムの友達に感謝しています。ありがとうございます。そして、これからもベトナムで頑張っていきたいという気持ちです！よろしくお願いしますm(_ _)m

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